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「野城くん!」
次の日。
野城の所に奈央子が話かけて来た。
「太田さん、おはよう。何だい?」
「うん!おはよう。あのね、優から聞いたんだけどね、野城くん家って別荘があるの!?」
「・・・・・・え?」
「それでね、私たちも一緒に連れてってくれるって本当!?」
そう言って「きゃっ」と頬を赤らめる奈央子。
野城が彼女の後ろを見ると、ニヤニヤ顔で立っている優の姿があった。
「野城くんって優しいね!優」
「だな」とニヤニヤ顔の優。
野城は、すぐに何かを悟ったような表情になる。
「太田さんを使うとは…。卑怯だぞ、優」
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