プロローグ

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「野城。おまえが勉強集中出来るように、俺らが幽霊退治してやるからよ。おまえにとっても有難(ありがた)いことだろ?」 「全然 有難くない、大迷惑だ。それに幽霊退治って、なにもゴキブリ退治じゃあるまいし、そんなに簡単なものでもないんだぞ」 「奈央子~。残念だな。野城クン嫌だってぇ」 「うん…残念だなぁ」 「野城クンって冷たいよなぁ」 「うん…ちょっと残念」 「イヤだよな、器の小さい男って」 「うん」 「将来あれのツマになった女の子、相当苦労するぜ。亭主関白タイプだろ絶対」 「うん」 「例えば、カケイのやりくりとかも一円の間違いだって離婚に発展しかねなさそー」 「うん」 「・・・・分かったよ・・・・。 一緒に連れて行けば良いんでしょ、連れて行けば・・・」 YOU WIN!
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