第1章 助けてくだちぃ

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くだらない学校の時間も終わり、放課後… 上履きから靴に履き替えている俺に4人の生徒が声をかけてきた。 もちろん声をかけてきてくれた生徒は女って訳でもない… 「はぁ… 俺ってば どうしてこう男ばっかにモテるのかねぇ」 丁寧に声をかけてきてくれた野郎どもはいたって普通の生徒って訳でもなく… 世間に評判が悪い… まぁ簡単に言えば不良って奴だ 4人とも金髪にピアス、1人はタバコも吸っている。 …バカみて… 俺は、よく不良に絡まれる… 顔が気にくわないのか ま、一番はこの冷めた性格か… 「おい… 佐藤 ちょい面かせや…」 古くさい台詞で呼び出された俺は、人気のない空き地につれてこられた。 「おい… お前 最近調子のりすぎなんだよ!!」 …この台詞… 定番… 「その顔が気にくわねぇんだよ!四人に囲まれてんのに自分には関係ないって顔しやがって!」 …余計なお世話だよ… 「はぁ… もういいって… そんなんいいから早くしない?やるんだろ?」 俺は火に油をそそぐ。 「なっ!」 次に言うのは… いい度胸してんじゃねぇかっ! あたりだろうな… 「いい度胸してんじゃねぇかっ!」 …ほらみろ 大当り 「とりあえず 死んどけやっ!!」 四人の内の一人が殴りかかってきた…
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