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ー大広間中央階段
「お嬢様お待ちください!」
「…!! 龍崎……。あなたも私を叱るの」
「はぁ、お嬢様 この世界には
言って良い事と悪い事があるのです。
お嬢様が当家の人間として
旦那様と奥様の間にお生まれになったのは
変えようのない事実なのです
お二人もお嬢様がお外でお遊びに
なりたいと願っている事は分かっておいでです。
お嬢様を大切に思ってしていることだと
理解して今は我慢なさってください。」
「…。」
ー龍崎はいろはの手を引き
地下室へと繋がる階段の方へと歩き出す
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