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「あぁ気持ちー…」
広くて深い浴槽にすっぽりつかると、一気に疲れがとれていく気がした。
このまま寝てしまいそうな、そんな勢いを感じると全身が訴えている。
疲れた時のお風呂ほど気持ちいいものはない。
もう…目を閉じただけで眠れそう。
それでも理性が勝り、気怠い身体を起こし浴槽から出ると今日の汚れを落とす為に星型のスポンジにボディーソープをたらした。
湯気がいっぱいに広がる空間に、体を洗う音が響く。
いつの間にか窓の外からは、激しさを増した雨の音までも混ざって聞こえてきていた。
「そう言えば、リビングの窓閉めたっけな…」
音からすると、かなりの量の雨が降っている事が容易に想像できる。
心配になった私は急いで体中を洗い終えると、肩までさっとお湯につかり浴室をあとにした。
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