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「管理人さん!管理人さん!」 チャイムを何度も鳴らしながらドアを叩いていると、何事だと言う声と共にドアが開いた。 ゆっくりと開くドアを勢いよく引き、そこにいるであろう管理人さんの腕を掴む。 一目散に自分の部屋へ走って向かうと、勢いよく部屋のドアを開け息もつかづに奥へと進んだ。 「これっ!」 半べそになりながら水びだしの部屋を指す。 「どうしたのこれ……」 「お風呂から上がったらこうなってたんです!」 「これは…やばいな」 壁や床、もちろん天井も、全部がびしょ濡れなこの状況。 テーブルの上に置いてあった携帯も、もちろん水に……。 …って……え? け、携帯っ! 「きゃっ……」 「おいっ……」
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