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世界は
終わりを告げようとしている
そう、
国王に告げた。
張り詰めたその謁見室で、
衛兵たちも肩をすくめて天井を見上げた。
希望は持てぬのだろうか…
安定感のある、
厚みがかった声が静かにそう呟いた。
これまで、
多くの民(女性)たちが襲われた。
悪魔による陰謀がこんなにも拡散しているとは、
思ってもいなかったためだ。
小さな村が悪魔の住処へと変わっていたことすら、
最近になって報告された。
そんな村が何件もあるという。
いつ、
我が国は悪魔を民へと迎え入れてしまったのだろうか。
馬鹿馬鹿しくて笑えてしまうほどだった。
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