76人が本棚に入れています
本棚に追加
しかし、
そんな悪魔の巣窟化とした村へわざわざ赴き、
悪魔共を蹴散らして来た勇敢な青年がいた。
その青年は、
まだ22歳だというのに腕が立つらしく、
そして見事な程の好青年なのだ。
彼は王宮内を良く出入りをし、
朝早くから国中を駆け回っている多忙な奴だった。
なにより、
側近に向いた才能を持ち合わせているのだが、
どうやら本人は『騎士道』から離れたくないらしい。
この国を物凄く愛しているためなのか、
時々度肝を抜かれるような発言をする。
だが、
それをきちんと実行させるだけの行動力がある。
素晴らしい『国王専属騎士』だ。
彼は、
他の騎士たちと違う階級を与えられていた。
『民の騎士』ではなく、
『国王の騎士』として、
彼は動いている。
まぁ、
簡単に言ってしまえばパシりも同然な位にいるのだが、
それなりの重要性はあった。
最初のコメントを投稿しよう!