俯瞰万象

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数秒後、 奈狐「分かった。」 茴「姉さん…!?」 奈狐の口から零れたのは、『了承』の意にとれる言葉。 其に驚きを露にする茴。 本音で言えばもう少し足掻いて欲しかった。 まぁ恋人を盾にされちゃあねぇ…残念だが。 と、そこまで思考を固めた瞬間。 奈狐「あたいはあんたの僕にはならない。でも…茴は助ける。」 と、奈狐が呟いた。 ん? 今…『僕にはならないが茴は助ける』って? 奈狐を見ると、強い“覚悟”をした瞳が此方を見据えていて。
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