0人が本棚に入れています
本棚に追加
/35ページ
聖戦士の一人、剣士の男が呟いた。
ドラゴンスレイヤー。
それは聖剣に並ぶ名剣だった。
それはドラゴンが宿る剣とも言われており、ドラゴンを倒す剣というより、ドラゴンで倒す剣。
と言った方がいい。
召喚できるのだ。
使いこなせる者はその剣に宿るドラゴンを。
だが、その名手は未だに歴史に上らない。
…いないのかもしれない。
元々いないのか、いなくなったのかは定かではない。
だが、今問題なのはそこではなかった。
「どうして、こんなところに」
しかも村を襲っていたようなヤツがそれを持っているのか。
疑問は深まるばかりだった。
最初のコメントを投稿しよう!