第2章:クエスト #2

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聖戦士の一人、剣士の男が呟いた。 ドラゴンスレイヤー。 それは聖剣に並ぶ名剣だった。 それはドラゴンが宿る剣とも言われており、ドラゴンを倒す剣というより、ドラゴンで倒す剣。 と言った方がいい。 召喚できるのだ。 使いこなせる者はその剣に宿るドラゴンを。 だが、その名手は未だに歴史に上らない。 …いないのかもしれない。 元々いないのか、いなくなったのかは定かではない。 だが、今問題なのはそこではなかった。 「どうして、こんなところに」 しかも村を襲っていたようなヤツがそれを持っているのか。 疑問は深まるばかりだった。
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