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「おい、くず。
お前薬の飲みかたすら知らないのか!!
バカだなあ!!
この全知全能なブラックエンペラーミリオン様が特別に飲ませてやるから泣いて喜ぶがいい!!」
「お前は本当に使えないやつだなあ!!
折角奴隷妹にしたのに掃除も洗濯も遊び相手も出来ない。
その上病気にまでなるなんて…
本当にバカでくずだなあ!!」
ミリオンは嬉しそうに少女に罵詈雑言を吐き散らしながら、
砂のような粉薬を飲ませた。
少女は、ミリオンのいうようになにも出来ない出来損ない奴隷であった。
丁度今年で15歳になるミリオンはそんななんにも出来ない少女を罵るのが好きであった。
なんでもいいから優越感に浸りたい。
そんな年なのであろう。
「ほらくず!!
薬の飲み方くらい覚えたよな!!」
「……」
ミリオンの問いに少女はなにもしない。
「はあ!?
お前よっぽどバカなんだなあ!!
」
ミリオンの罵詈雑言の癖に拍車がかかった理由のに、
この少女がなにも出来ないことと
言葉すら理解できていないことがあった。
本当になにも出来ない。
「おいくず!!
お前は教育してもダメなやつなんだなあ!!
そんなんだから病気すらなかなか治んないんだよ、バああカ!!」
ミリオンは嬉いそうに何回も何回もバカとくずを繰り返しいいつづけた。
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