第1章

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その日、起きると外は真っ暗。 部屋にある電波時計を見ると3月、時間は1時手前だった。日付は、またごしてたな。 なにか台所から、食べ物を漁ろうと部屋を出た。俺は思うのだ。異世界に行く前と、異世界から帰ってきた今の俺は性格とかが違うだろうから、親はともかく学校では誤魔化しが効かないだろうな。 元々、僕。 ついでにいえば、いじめに出会うまで秒読みって感じ。努力と執念で帰還したけど、帰還はあくまでも結果だ。問題は帰ってきた後だったな。 身体能力も体つきも、前みたいな弱々しいそんな感じじゃない。 いざとなれば殺気すら出せる。 超人のお仲間入りを果たしているのだ。あっちじゃ、普通って感じがしたけど。そしたら、俺なんのために行ったんだって虚しくなるから考えないようにしてたな。 そういえば、あっちじゃ料理もできなければ駄目だ!とか言われて多少は作れるようになったな。ということで、オムライス作りましょう! 美味しいよね! もう、あれが一番簡単で、大好きなんだ!
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