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*** 「そういえば、清水先生も来るらしいよ」 「え?」 「へぇー、先生呼んだんだ」 不意打ちの遥加の発言にとんでいた思考が戻ってくる。 「誰が連絡先知ってたの?」 話について行けずにいると知香がそう問う。 「あ、なんかね、なっちゃんが知ってたらしいよ。中学の時からメアド変わってないんだって」 そういって遥加が笑った。 そう、なんだ…。 メアド変わってないんだ。 そう、もうあれから7年も経っているというのにまだ消せずにいた。 先生のメールアドレス。 もう、とっくに変わってると思ってたのに。
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