俺がショウジョウバエと登校した話する

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気づけば胸から出てきた約100匹のショウジョウバエがブレザーや机を這い回っていて、正直、第三者から見たら、この光景は完璧に油女シノといっても過言ではなかった もしくは、油女シノを知らない人から見たら、前代未聞の超絶不潔野郎、もしくはパラサイトといったところだろうか 手の平に50匹のショウジョウバエを放してパニック状態になった時の記憶が蘇る しかし、以前の俺とは違った 俺は極めて冷静だった いや、何の問題もない 俺は目を閉じて、いつもショウジョウバエ達と会話している容量で、指示を送った (お前ら、まだその時ではない、早急に試験管へと帰還せよ、もう一度告ぐ、早急に試験管へと帰還せよ) 完璧な対処だと思った ただ一つ問題があるとすれば、隣の席のかえでちゃんは冷静でなかったことくらいか
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