第1章

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顔、普通 スタイル、普通 勉強、普通 運動、普通 やあやあ皆さん初めまして 私、七瀬 涼(ななせ すず)と申します。 いたって平凡な高校二年生です。 あまりに平凡しすぎて周りからは相手にされない孤独な少女………んなわけがありません。 いや、実はこんな私ですが…… 霊能力がめちゃめちゃやばいんです! 小さい頃から…とかじゃないんですよ。 高校あがる前事故に会いましてね、半年くらい入院したんです。 んで、起きて第一に見たのが半透明なおっさん。 まあ、隣のベッドで死んだらしいのですが。 フヨフヨうざいので手で払ったんですよ。 そしたらバシッとちょっと痺れた感覚がしたと思ったら、なんとおっさんぶっ飛びました! えっ?幽霊に関しては驚かなかったのかって? まあ、少しは驚きましたよ。 でもすぐあ~なるほどって思いました。 というわけで、こんな体質になぜかなりました。 幽霊が見える。 幽霊に触れる。 幽霊の声が聞こえる。 親には一応話しましたよ。 「ふ~ん…やったね!?」 「………なにが?」 皆さんこんな親どう思いますか? あれから一年。 私はあまり人に接しないようにしてます。 だって、生霊渦巻いてるし。面倒くさい。 みんなもこんなツンケンしてる私には相手もしませんよ。当たり前です。 「よう、涼!相変わらずの膨れっ面だな(笑)」 そう、こいつら以外は。
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