霙の恋

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霙『えっ!!』 急に霙ちゃんは駆け足で階段を降りて僕の前に来た 僕も振り返ると 霙『咲哉様!!髪切ったの?』 『う、うん…そうだよ』 僕は多事ろいで答えた 『似合わないかな?』 僕は髪を触りながら言った 霙『そうじゃないけど…』 彼女の視線は僕の顔……いや僕の左目に向いていた 霙『もう……隠さないの?』 それは多分傷の事だろう…… 『うん』 霙『えっと…… やっといつでも素顔の咲哉様が見られるー』 最初は少しどもったけど急に明るく霙ちゃんは言った 昔から霙ちゃんは僕の素顔を見たがる、ここに住んでいたときから 霙『そうさせたのはあの人ですか?』 『えっ?あの人?』 霙ちゃんの言葉冷気を帯びてるように冷たく感じた それに誰の事を言ってるのか僕には分からなかった 霙『あっ…ごめんなさい今のは忘れて下さい』 『あっ…うん』 そう答えると 霙『お茶飲みません?』 笑顔で聞いてきた僕は頷いた 二人でリビングに移動した
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