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霙『あ、あの咲哉様…』
『ど、どうしたの?』
最初はおやすみの挨拶かと思ったのだけど、霙ちゃんはパジャマ姿に枕持ちで立っていたので思わず聞いていた
しばらく重い沈黙が流れて、まぁその間霙ちゃんはプチ百面相してたけど
そして、ようやく意を決した顔をして
霙『あ…あた、アタシも一緒に寝て良いですか?』
超絶早口で僕はハッキリとは聞き取れず
『ゴメン、もう一回言ってくれる?』
そう、言ったらさっきまで赤らめる程度の赤さの顔がリンゴみたいに赤くなった
霙『うっ…天然サディストぅーーボソッ』
霙ちゃんは2回咳払いをして
霙『咲哉様とここで寝かせて下さい』
今度は落ち着いてゆっくりとハッキリ言ってくれた
顔は真っ赤だけど
『えっと霙ちゃんがここでって事?』
僕の言葉に霙ちゃんは頷く
(そう言えば前にもこんな事有ったなぁー)
あることを思い出していると霙ちゃんの目が捨てられそうな子犬
某昔のCMのチワワを彷彿とさせる目で僕をみていた
『構わないよー』
霙『ほ、ホントですか?』
今度は僕が頷き
『とりあえず、入ったら?』
いつまでも動こうとしない霙ちゃんを促してみた
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