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勇気がなかったばっかりに久留美を逃してしまった
"好きだ"と言える勇気…
"済まなかった"と謝る勇気があれば逃すことはなかたのかもしてない…
(ぁ~なにしてんだろ?
オレは…)
「慎之介さん?」
「あぁ…久留美
今帰ったのかい?」
「はい
あの…DNAの結果なんですけど?」
「ぁあどうだった?」
「間違いでした
すみませんでした」
「…何故お前が謝る?」
久留美はオレのデスクの前で頭を下げた
「私が抑の原因な訳で皆に迷惑かけて…ごめんなさい
あと今までありがとう♪」
「…謝るのは私のほうだ!
すまなかった」
「イヤだ頭を上げて下さい!」
立ち上がって頭を下げ体を起こし久留美を見つめて…
「久留美さん龍之介のこと宜しくお願いしますね♪」
「あっ!
はぃ…ありがとうございます!
おっ…お父さん?」
「ああぁぁダメだ!
久留美にお父さんって言われたくないー
久留美さん?
慎之介さんで頼むよ」
「はい♪
分かりました慎之介さん私のこと愛してくれてありがとう
でも
ごめんなさい」
久留美はもう一度頭を下げた
「あぁいいかい!
龍之介に泣かされたらすぐに私に言うんだよ?」
「フフフッ♪
はい…分かりました」
「さぁって仕事をするかな!
久留美さんお茶…頼むよ♪」
「はい…」
彼女は部屋を出ていった
オレは椅子に座り直してため息をつき失恋の傷みに耐えていたのだった
End
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