第1話 紅つばき

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『六』 その子は落ちて来るツバキの花弁を拾い集めていた。 たくさん集まると、細い紐らしいものに左右交互に通している…。 どうやらつばきの花でフラワー・レイを作り遊んでいるようだった。 やはり女の子らしい。可愛らしい。 1人でも大丈夫 私は安心して社務所に戻ろうと思った。が、 なぜか気になって、続けて見守っていた…。
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