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無性にイライラしてきて、クローゼットを思いっきり叩いた
“ガラガラ、ガシャーン”
嫌な音がした
恐る恐るクローゼットを開けてみると、手が届かないように一番上に置いたはずのりんちゃんとの思い出の品を入れた箱が落ちてきていた
バットタイミングにも程があるよ
片づけようとしたけど、嫌でも目に入ってきてしまう思い出の品たち
自然と目頭が熱くなってくるのが自分でも分かるくらい
そしてこぼれる涙。
何故か幻聴まで聞こえてきちゃったし
冴ヤバいかも・・・
「あーん。かわいい。後悔して泣いてるんだ。ウフ。食べちゃいたい。」
ゾクッとして、恐る恐る後ろを見てみると、そこにはゴールド水着を来たババアがいた
「あんた。私のこと変態ババアだと思ったでしょう?もう、失礼しちゃう。そんなに悪い子にはご褒美あげれないわよ。」
さっきから、この変態ババアが話す度に寒気がするんだけど
冴は体丈夫な方だけど、風邪ひいたかな
とりあえず、変態ババアに話しかけてみた
「あのー。あなた誰ですか?てかなんで、ここに?警察呼びますよ。」
「あーん。いやーん。私はめーたんよ。ウフ。」
はぁー
ノンティーが春になると変態が増えるって話していたのは、本当だったんだね
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