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[あり得たかもしれない小話]
*幸の遺書
こんちには。
場合によっては、おはようかもしれないし、こんばんは、かもしれないですね。お元気ですか。
私は元気です。まだ、元気に生きてます。
悩みと言えば此処は殺伐としているし、何より女の子が非常に少ない事と、皆スカート履いてないからパン☆チラが見えない事です。
私の目の保養と言えば、隠れて持ってきた大人の絵本みたいなものなので、正直辛いです。
願いが叶うなら女の子が沢山居る所に行きたいです。パ☆ン☆チ☆ラが見たいです。スカート、万歳。
ごめんなさい。話が逸れました。
この前、珍しく花のなる木を見つけて、それが貴方と丁度、同じ名前だと聞いたから。手紙をしたためてみようと、思ったんです。
単純な理由でしょう?
でも、他人に手紙だなんて初めてだから内容はどんなのにしたら良いか、少し悩んだりします。
ここ最近、私はなんだか笑う回数が少し、減りました。
私と一緒に戦ってくれている兵達は必ず勝ちましょう、と熱く語りますがそれは上辺だけです。
皆、心の内では何時来るかも分からない敵の襲撃に怯えて、疲れ果てています。
蓄えももう、僅かばかりのものしか残っていません。
国での日々が懐かしいです。そんなに前の事でもないのですが。
色々な事を思い出す回数だけが増えて、なんだか老人にでもなった気分です。
不思議なものですね、本当。
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