amigo

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「あの……」  店員とは言え無視する訳にもいかず、ちょっとビビり気味に返事しようとすると、 「あらぁ~♪ お兄さん、ウチのお店初めてよね? ……あらあら? そっちのお嬢さんは久しぶりね」 「……は?」  何だこの人。  喋り方おかしくね? 「え、私の事覚えてるんですか?」 「勿論覚えてるわよ~、タケちゃんと一緒に来てた子よね?」 「はい、そうです。でも凄いですね、私二~三回しかここに来た事ないのに……」 「あの、風見さん。この人……」 「あぁ、結城君ごめん。この人は、このお店の店長さん」 「うふふ、初めまして。立花藤乃よ。宜しくね」  何だ。  喋ってみると思ったより普通……では無いが、少なくとも怖い人では無かった。 「えと……どもです。結城正一です」 「正ちゃんね? 覚えたわ」 「私は風見麻白です。前回も前々回も、名前は教えて無かったですよね?」 「そうね。麻白ちゃん……うん、覚えたわ」  笑顔で頷く立花さん。  変な人だけど、悪い人では無さそうだ。 「それで? 今日はどうしたのかしら? 麻白ちゃんのコアフレンズは確か、ウチのお店とはちょっと合わないタイプよね?」
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