amigo

7/16
前へ
/16ページ
次へ
「違うわよ、あなた達じゃないわよ。なゆたちゃんよ」 [ピ?] 「その手足のボディパーツ、外した方が良いわ。防御力を上げようとしたのはわかるけど、スウィートアクションシリーズには焼け石に水よ。むしろ動きに制限がかかって回避率が下がる、デメリットの方が大きいわ」 「…………ごめん」  風見さんが申し訳無さそうな顔で俺に頭を下げる。 「余計なお金を使わせちゃって……。あの、買った物買い取るよ」 「い、いいよいいよそんなの。買うの決めたのも実際に買ったのも、全部俺自身が決めた事なんだからさ」 「あと、このサンダーボルト。武器ってこれだけなの? ならこれじゃあ不十分ね。サンダーボルトなら他にもライフルタイプとかあったでしょ? どうして拳銃タイプにしちゃったのよ。これの用途はあくまでサブウェポン。装弾数も威力も、これ一本じゃ頼りなさ過ぎ」 「あはははは! 私死んでくるね」 「落ち着いて風見さん、これは違うよ! 俺が勝手に選んで買ったやつだし、風見さん関係無い!」  落ち込む風見さんを、必死で宥める。 「二人共聞いてる? ……それで、今着てる物の代わりになゆたちゃんに着せる物だけど……麻白ちゃん」 「はい?」 「これ、裏で着せてきてあげて」  立花さんが、適当に店の商品を見繕い、風見さんに渡す。
/16ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加