いっち

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「ああ~」 窓を開けると少し生ぬるい風が俺の所へ流れてきた。 ちなみに窓際の一番前に座ってる。 「どうかしたか?」 生ぬるい風に思わず呻きに近い声を出すと隣りの席のやつが反応する。 授業中にも関わらず椅子を俺の所へ向けて話しかけてくる友人B。 高校に入って二番目に出来た友達である。 「いや、予想以上に生ぬるかったから」 「クーラー効いてるから当たり前だろ」 笑いながらわざわざ立って窓を閉めた友人Bの『立岡 修介』
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