第1話

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広場を出て玲雄を探しに行くのだが、正直どこにいるのかがけんとうがつかない 、さっき一人の生徒が教えてくれた[姫]と呼ばれてた生徒がいる部屋にいるのではないことだから行ってみようか コツコツコツコツ しばらく歩いたがなんだここは、広すぎて全くわからん、路頭に迷っていると逆の方から先生らしき人が歩いてきた、あの人に聞いてみるか 「すみませんすこし良いでしょうか?」 「私ですか?いいですよ」 「[姫]がいる部屋に行きたいのですがどこにあるのか教えてもらえないでしょうか?」 「[姫]の部屋に?ええいいですよ、それじゃあ一緒に行きましょうか」 俺が尋ねるとこころよく引き受けてくれた、ちなみに今の格好はさっきとは別人ような感じだ 部屋に連れて行ってもらっていたら 「そういえば自己紹介がまだでしたね、私は白薔薇学園の先生をしている、橘 宥(たちばな ゆう)です、よろしくお願いします」 「武佐高校の那智洋人です、こちらこそよろしくお願いします」 「やっぱり武佐高校の生徒だったのね、男の子だからもしやとは思ったんだけど、今日は案内的な感じだったの?」 「はい、後は共学するかしないかの決定をするらしいです」 「そうなのね」 「先生はどちらなんですか?」 「私?私は賛成かな、ここって小学校からずっとエレベーター方式で大学卒業までいることになるから、外の事とか知らないのよね、だから私は男の子を入れて共学にしてもっと他の事も知れれば、あの子たちの価値観みたいなのも変わってくるんじゃないかと思ってね この先生はよく考えているんだなと思って感心していた
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