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しばらく学校の案内をしてもらったが、光にだけ説明をしていたので、俺と洋人は後ろをついて行くだけだった、そしてしばらく歩くと会長さんは一つの部屋の前に止まり、こっちに振り返った
「この部屋には[姫]と呼ばれる方々おられます、この方々はこの白薔薇の中でも高い権力を持っておられる方々なので無礼のないようにお願いします、特に後ろの二人は」
そんなことを言ってきたが、ここに来る途中で、「光さん以外は誰であろうと絶対に認めませんから」とか言ってきたが、正直こっちもこの件に関してはどうでもいいので、関わる可能性のある光にだけ言っとけばいいのに、こんなことを思いながら洋人の方を見たら、洋人も同じだったらしく「あっそ」みたいな感じな顔をしていた。
「それでは参ります」
コンコン
「はい?」
「生徒会長の秋瀬です、ご挨拶に参りました」
「あらぁ、どうぞ」
「失礼します」
ガラッ
「失礼します、武佐高校の生徒に学校の案内をしておりまして、それでこちらの方にご挨拶に参りました」
「あら、それはそれは、それで武佐高校の生徒の方は?」
「はい、今ここに」
「さぁ、入って頂戴」
そう言われたのでとりあえず入ることにした。
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