予期せぬ再開

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イザナミ、海斗との戦いから1年が経った。ある木の下で赤いコートを来た少年は寝ていた。心地好い気温と天気が少年を眠りに誘う。爽やかな風が彼の髪を軽く揺らした。 「あ、居た!シュン君!」 少年と同じく黒髪の少女は少年、シュンの名を呼びながら近付く。シュンは呼ばれているのにも気付かず深い眠りに落ちていた。 「もう!今日は大切な日なのに!」 プー、と頬を膨らませる彼女は名をユーキという。1年前の戦いでシュンと共に戦った仲間の一人でありシュンの恋人の一人でもある。 ユーキ「起きてよ~。もう~。」 今にも泣き出しそうなユーキの声に反応してシュンは起き上がった。しょぼつく目を擦りながらユーキを見る。 シュン「んぁ、ユーキ、お早う。」 ユーキ「お早うじゃ、無いよ!」 静かな森に盛大な音が響いた。
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