第8章

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優しくベッドに下ろされたかと思ったら、強引に衣服を剥ぎ取られた。 「美晴さんはボクのモノ」 そう妖しく微笑み、私にキスをする航。 何度も角度を変え、啄むようにキスを交わす。 「もう一人出来る様に頑張るから」 「いや・・・大丈夫よ?頑張らなくって・・」 「ううん、藍ちゃんに兄弟を作ってあげるんだ」 「・・そうなの?」 「うん、やっぱり一人っ子は淋しいよ」 「そうだね」 「うん、それに美晴さんと一杯したいしね」 そっちが本音でしょ?と言いたくなるほど、航は私を愉しむ。 何度も何度も・・・・果てる事なく、愛を囁き、愛を埋め込む。 「愛してるよ、美晴さん」 「うん、愛してる」 二人で一つになり混ざっていく。 やっと私たちは『身体』も『心』も一つになった。 end
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