第1章

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その生き物は孤独だった その生き物は生まれつき周りと違っていた その生き物はその強さのため、またその黒い毛並みのため他の種族からも同じ種族からも距離をおかれていた その子供は孤独になった その子供は魔力が封印されていたがゆえ、魔力がないと思われていた 身分が高いその子供の家で魔力がないのは許されなかった 「ーーーお父さんっ」 その子供はさっきまで目の前に居たであろう父を呼ぶ そしてあたりが森に変わっていることに気づき、悟る 自分は捨てられたのだと 強制転移で森の中へ放り出されたのだと
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