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「ユウはん、それはほんまでっか」 一晩中、成美の切ない声が続いた翌日の昼下がり。 ウトウトしかけた師匠は、ユウの言葉に驚き眠くも吹っ飛んだ。 「ああ、腐魔女達と交戦中に見た覚えがある」 「それは確かに、黄色いひよこやな?」 「ハッキリとは見ていない。その時、私はハイヒいや、腐魔女と戦っていたからな」 プリンス琥太郎にピノたんずが襲い掛かった時に、ユウはカガミネコのハイヒールを舐めていたのだが、それを師匠に話すと何を言われるか分からない。 ユウは、その時のことを聞かれないように続けて話した。 「確かだ。使い魔の主の姿は見えなかったがな。まだ若い女性だと思う」 「ピノ!そう言うたんやな?ひなたはんや。ひなたはんに違いない」 師匠は、興奮してぴょんぴょんと飛び跳ねる。
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