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プロローグ
結婚したのは去年のこと。
夫は時間に不規則な仕事をしてるので、
私は専業主婦になった。
仕事もそんなに好きじゃなかったし…
子供はまだいない。
だから、昼間はいつも一人。
ある日突然に夫が帰ってきてから話したこと。
「家を買おうと思うんだ。
同僚が手付け金を払ったあとで、
予定にしてた親からの援助が受けられなくなったとキャンセルしたらしい。
手付けが帰ってこないらしくて、
俺に泣きついてきたんだ。
今度の休みに見に行こうと思う。」
嘘のような…
驚きの話。
ただ、
嬉しかった。
だけど…
ここに越してきたことで、
あんなことになろうとは…
想像すらできなかったんだ。
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