第1章

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部屋で重たい国語辞典を、家族、兄弟の顔を思い出しながらペラペラとめくる。 「今日はこれぐらい」 と、最初の数ページに手を掛けてビリビリと破った。 ごめんなさい。ごめんなさいと自国の言葉でつぶやきイサクは破りました。 そして好意と期待を無駄にしないためにも、一生懸命に破ったページを読み出しました。 ところが、 最初の『あ』のページでいきなり読み進めることが困難になった。
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