第1章

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イサクは家族が信じる神様を模した像の前に破った数ページをならべて、地面に額をこすりつけるようにして祈った。 神様の許可を得たイサクは調理台に向かい。思案した。 まずは、油で揚げて塩をかけて食べてみることにした。 これが、 ぱりぱりとして結構うまい。 しかしながらアクが強いなとも感じた。違うな、なにか違うな。 イサクは、何が足りないのかを考えた。 形なのかとくるくると丸めてからあげてみたが、脂っこいだけであった。 こんがりきつね色に揚がったスティック状のモノはかわいらしいのだが、やはり何かが違う。 なんだろうか?
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