第7章

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「私…頑張ります!だから、桂さんも無理しないでくださいね。」 心で大好き!と強く想いながら、 「私。桂さんの側に居られるだけで…幸せですから。」 と笑顔で言う。 桂兄が抱き締め返してくれる。 それだけで、今までの不安や悲しみが消えて行く。 『大丈夫!私が桂兄を好きなことには変わりない。』 顔を上げて桂兄を見つめる。 すると、桂兄も私を見つめ返してくれて、顔が近づいてきた。 ゆっくりと目を閉じる。 軽いキス。 徐々に深くなるキス。 そして…、 その夜、初めて桂兄と肌を合わせた。
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