第8章

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それは休みの日に、古谷さんと社長の説得に赴いた時だった。 ノックをしようとした時、社長の声が聞こえた。 「桂はどうだ?」 「問題ありません。掲示板にも彼女とわかるように書き込んであります。」 「そうか!ファンの怒りが彼女に向けば、桂も大丈夫だな。」 「はい。身を以て知れば、彼女も桂と付き合うのがどれだけ大変かわかるでしょう。二人が別れるのも時間の問題かと。」 古谷さんがそこまで言った時、俺はドアを叩いた。 ドン!!!
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