第9章

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ピッピッポーン 『みなさーん、こんばんは!桂の今日も夜ふかし。始まりまーす。』 桂兄の元気な声と共に曲が流れ、番組が始まった。 「いつもと変わらないのに、どうしてメールなんか…。」 番組はいつもと変わらず進んで行き、中盤のお便りコーナーまで進んでいた。 『次は、桂さん大好き。さんから。桂さんこんばんは!はい、こんばんは。早速ですが、彼女がいるって本当ですか?!本当ならそれは誰ですか?!ってお便りです。』 ドキッ! 「け、桂兄…なんでこんなお便りを…。」 今までラジオでも握手会でも、彼女の話題は避けてきたのに。 事務所は怒らないかな?
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