第9章
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「ありがとう。葉月ちゃん。」 「いえ…それじゃあ、おやすみなさい。」 そう言って、電話を切る。 「これだから電話って苦手なんだよな…。」 携帯を見つめて、 「会いたくなるだろ…。」 とつぶやく。 本当はずっと一緒に居たい。 昼も夜も朝も。 ずっと抱き合って、離したくない。 『俺って、こんなに独占欲強かったんだな。』 苦笑しながら、携帯を置き風呂に入る。
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