甘くて苦しい香り

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「…………はっ」 彼の姿がなくなるなり、力が抜けて、その場にペタリと座り込んでしまった。 ドキドキが止まらなかった。 息が苦しいくらい。 その時から、もう、私の中が彼に囚われていたのかもしれない。 甘くて苦しい香りに。
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