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美奈代は早速、保険証書を出し
「こちらが この度、新たにご主人様用にお入り頂きました
保険の証書でございます。
よろしければ ご確認のうえ、こちらに
捺印をお願い致します」
「もう 主人の保険は十分だわ。
なのに 中村さんが 新しい保険が出る度に、持ってらっしゃるから」
優子は タエさんが運んできたお紅茶を飲みながら言った。
確かに 金城辰男は
いくつもの保険に加入していた。
トータルすると かなりの額になる。
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