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?「ラクーンシティ警察、おめでとう寛人。」
そう言いながら、横で酔っぱらっているアメリカ人を見た。
神「酔っぱらいすぎだぞ、イーライ。」
俺は苦笑いしながらイーライの肩に手
置いた。
俺の名は神田 寛人。
そして彼は、イーライ ウォーレン。
俺の親友でもある。
イ「だってよ、警官だろ。いい仕事じゃねえか。」
そして、俺は3日後にラクーンシティ警察学校へ入学する、新米警官なのだ。
そして今、警察学校から支給された警察の制服を着ている。
カッコいいな~このRPD。
神「でも、お前も受かったんだろう?UBCSの試験?」
そして、彼はUBCS(アンブレラバイオハザード対策部隊)に入隊する特殊部隊員なのだ。
イ「でもよ~バイオハザード対策部隊だぜ、なんか危ねぇだろ。」
陽気笑う反面、声が少し震えていた。
神「大丈夫だ、お前なら。元海兵隊だろ。」
そう、イーライは元海兵隊で数多くのテロリストと戦ったことのある元軍人なのだ。
彼の肩をバシっと叩いた。
イ「そうだよな、お前に心配されるようじゃあ、俺もおしまいだな。」
彼はゲラゲラ笑う。
良かった、いつもの彼だ。
イ「寛人、お前に渡すものがあるよ。」
イーライがそう言うと、バックの中から箱を取り出した。
俺は箱を開けると、中から1丁のハンドガンが出てきた。
神「イーライこれは?」
イ「SIG P226、9ミリハンドガンだ。よくお前は、使っていたからな。最後の餞別だ。」
俺とイーライは、マックリーズというガンショップで働いていた従業員なのだ。シフトが違うときに、強盗にあってしまった店なのだが。
俺はよく、暇なときに銃を撃っていた。
そしてよく、的に命中していた銃がこのSIGなのだ。
神「ありがとう、イーライ。」
俺は、イーライに向けて静か言った。
イ「俺、そろそろ行くわ」
イーライは、そう言いながら立ち上がった。彼はUBCS本部に、行かなくては、ならなかったのだ。
神「そうか、イーライまたな」
イ「おう」
彼はそとに止めてあったタクシーに乗っていった。
神「俺も帰るか。」
そう言いながら、俺は、アパートに向かった。
神「明日は、いい天気になるかな」
神田は、そんなことを考えながら歩いていった。
しかし、その明日がとんでもない日になるとは、神田も予想できていなかっただろう。
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