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神「えっ?」
俺は、間の抜けたような声を出して、今の状況を確認した。
俺の目の前にいたゾンビは、見事に頭を吹き飛ばされていた。
そして、前方にいる5体のゾンビの内、2体は頭を撃ち抜かれ、倒れていた。
?「こっちだ。」
その男は右手にショットガンを持ち、左手で「来い!」と指示をしていた。
俺は力を振り絞って左手には、レセナの軍用バック・右手でレセナの肩に手を回し、彼女を支えてその男の方へ歩いていった。
バァン・・・バァン
?「ヤバイな、もう弾がなくなる。」
その男はそう言って、後2発撃った。
正直な話、俺自身も立っていられるのが、精一杯だった。
ホルスターから銃を取りだし、撃つというのは、まだ少し厳しいのだ。
神「どうするんだ?」
俺は不覚にも、声が裏返ってしまった。
?「安心しろ、まだ大丈夫だ。」
そう言って彼は、腰からあるものを取り出した。
そう、世間一般では、グレネードと言われる物だ。
?「離れてろ!!」
彼はそう言い安全ピンを外し、ゾンビの群れに向かって投げた。
・・・・・・・・・・・・・ドカァーン
見事に爆発して、ゾンビ共を蹴散らせた。
彼はニッと笑い、
?「大丈夫か?」と聞いてきた。
神「大丈夫だと思う。」
?「お前さんは大丈夫かもしれんが、彼女がなぁ~。・・・・・・・・・・・・・
少し、店で休んでいけ。」
彼はそういい、俺が持っているレセナの肩の逆の肩に手を置き、一緒に運んでくれた。
その店は、こう書かれていた。
ケンド銃砲店と。
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