悲劇

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「つーか、俺まで血だらけになってんだけど?」 晃志は、玄関からすぐの和室を指差し、 「そこ使っていいから」 と、二階に上がっていった。 「………」 渡された服、 淡いブルーのフレアスカートに白いカットソー。 " 若い母さんなんだろな " そう思いながら 「…お邪魔します」 と濡れた靴下を脱いでから和室の障子を開けた。
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