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翌朝。
通学時、あいつが乗車してくる駅に着くと心臓がバクバクいってた。
「おはよー!」
ポンと背中を叩かれ
ドキン!
として、振り向くと純ちゃんが元気よく話しかけてくる。
「美咲、なんか今日荷物多くない?」
ガタタン。
「……あ…」
発車し、動き出す列車の入り口付近に
晃志の姿が見えた。
ドクドクドクドク…
あいつの母さんの服の入った袋を握りしめ、
私は恋とは違う" 動悸 " に息苦しくなるのを感じた。
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