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ちょっとキツい言い方をした私を、
驚いたように見つめる晃志たちの母。
「あの子、もう18よ」
「…聞いてもいいですか?」
そのとき、
美しい母の携帯が鳴った。
「晃志たちのお父さん、病死だったんですか?」
私の質問に更に驚いた顔を見せ、
鳴った自分の携帯画面を確認、
「階段から転落して死んだのよ」
そう言うと、
「もしもし」
携帯の電話をとって、慌てて
外へ行ってしまった。
「……転落死」
晃大の言葉が蘇る。
そこへ晃大が入ってきた。
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