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私の、頭の中に連鎖して蘇る、
絵画の美しい、透明感ある" 裸体 " の残像。
「は、はだか?」
私がテンパったように口走ると、
「顔はどうでもいいから」
と晃大が頬杖ついて微笑む。
「それ、なんか傷付いたかも…」
「俺は、身体が綺麗な女しか描かない」
頬杖ついた、はにかんだ笑顔は
前みたいに歪んでるようには見えない。
「…わたし、キレイなんかじゃないよ」
首を横に振る私。
自分に何一つ自信なんかない。
「美咲、見て」
晃大は、
突然、自分の着ていた服を脱ぎだした。
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