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" 不倫くらいで "
……なんて、軽はずみなこと言ってしまった。
すぐに、晃志に電話しても
メールをしても繋がらなくて、
私は晃志の家の前から 一歩も動けない。
諦めて帰ろうかと思ったその時、
一台の車が目の前に止まった。
「あら、あなた…」
運転席から晃志の母が顔を出す。
「今、晃大の病院から帰ってきたのよ、
ちょっと待っててね」
「………」
二人の母親は相変わらず若々しい………
助手席には、晃大が乗っていた。
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