永遠に

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私たちは、バイクから放たれ、 確かに、高く飛んだ。 ………そこから 覚えてない……… 「……晃志は、大丈夫なんですか? わたしみたいに入院してるんですか?」 私が起きあがると 母は、私に触れるのを止めて 「………………………」 やっぱり、何も言わなかった。 「美咲ちゃん、動けるかい?」 医師は、看護師に指で指示し、車椅子を用意させる。 「君は重体だった。 二週間も眠ってたんだよ」 「え」 そんなに長い間… 看護師の補助のもと、私はゆっくり車椅子に移動した。
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