永遠に

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____" 晃大が 危篤 " " キトク "……… 「…この間、普通に話したのに………?」 心臓が激しく動き、私の人生最大に痛くなる。 『ありがとな』 って頭ポンと叩いてくれた、 あれは お別れの仕草じゃなかったはず。 " 生きる " っていう強い証じゃなかったの? ドッドッ… とバイクが強く震える。 「美咲、どうする?」 「……え?」 「帰るか?」 晃志はヘルメットをかぶる。 「………く」 震えてにならない。 ・…… "行く" 晃志は頷くと、私に腰をしっかり掴ませ 走り出した。 いつもより 早く感じた。 周りの景色なんか見えない。 涙のせい? 雨? 晃志から、雫が飛んできたのかな……… ………私の記憶。 ______ここから ない。
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