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お墓近くの、小さな商店で待ち合わせした。
私は車から降りて、商店で線香とろうそくを購入する。
すると
ドドド…
と聞き覚えのあるエンジン音。
振り返るとエストレヤに乗った晃大が見えた。
「……これ…………」
私は、懐かしくて つい、バイクに触る。
「……直してから俺が乗ってる」
____事故で全壊しなかったんだ…
「ずっと、晃志のこの姿にずっと憧れてたんだよ」
「……………………そっか……」
晃大が感じたように、
私から見ても、晃志は いつも眩しかった。
「行こう」「……うん」
わたしたちは
ゆっくり、晃志の眠る場所へ向かった。
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