目覚め

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「はい。」 右手を上げる。 「秋月、居ります。」 周りの生徒の視線が突き刺さったが 気にならなかった。 「…なんだ、いるのか。 朝からボーっとしているな。 寝不足か? …お前のことだ、 いたらん動画でも見て 寝るのが遅くなったんだろう。 頑張るのはいいが 学校生活に支障が出るほど頑張りすぎるなよ。 …じゃあ次、朝日、…」 クスクスクス… 周囲の男たちがこちらを見てにやついている。 流石にこれにはイラッとした。 私は知らなかっただけなのに
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